生涯に500以上のデザインをしたというWEGNERの椅子の中で、folding(たためる)椅子はあまり知られているものが無く、実際に量産されてその後も継続しているのはこの椅子だけというのは少し意外な感じがします。前後の脚を繋ぐ凝った意匠の部材は構造材でもありながらパンタグラフのように動く事で開閉をスムーズにしていています。この辺りが流石のWEGNER、実に良く出来ています。
foldng chair PP512 / Hans . J. Wegner / PP MOBLER 1998/ oak +cane / SOLD OUT